【虹ヶ咲3rd Day1感想】夢見て憧れて また夢が見たいんだ

お久しぶりです、キモいオタクです。

 

5/8-5/9開催の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」の話をしていきたいと思います。

 

まずは複雑な情勢下の中でライブ開催に向けて動いていただいた関係者・スタッフの皆様、会場内は勿論配信の前の「あなた」に向けて最高の準備とパフォーマンスを披露してくださった演者の皆様に感謝させて頂きたいです。

会場のオタクには?知らねえよ手洗いうがい消毒して健康に過ごしてね。

 

キャパの問題やまん坊の影響で一般抽選の申し込みも取り消しになったので2日とも有料生配信で楽しませていただきました。

初日に関しては巻き添え一緒に楽しんでくれる人間と見たかったので懇意にさせて貰ってるオタクの家で観覧してました。今回はその初日の感想を書いていきたいと思います。

 

コンビニで透かし彫りが入ったワンドリンクチケットと飲み物を交換し、家主の粋な計らいで流していた哀温ノ詩で即身仏になる等のハプニングはありましたが、準備万端でライブ開演を待ちました。

 

哀温ノ詩

哀温ノ詩

  • provided courtesy of iTunes

 応援出演の高咲侑(CV.矢野妃菜喜)さんの開演前アナウンスに引き続いてオーバーチュア。10色の傘面のロゴマーク、アニメを冠したライブだってひとめで分かるので良いですね。近江彼方さんの描き下ろしイラストでちょっと反応した人は怒らないから手を挙げなさい。

 

01.虹色Passions!

開幕曲オッズ1.0倍。曲自体は先日の校内対抗シャッフルフェスで初披露していましたが、アニメOP映像を模した四角のセンターステージでアニメOPとリンク付けた振りを見るとやはりいいなと思いました。

衣装の再現率の高さ。

 

[MC~アニメ1話幕間]

02.CHASE!

話が違う。

現地だとステージに上がってきたら誰が歌うかはなんとなく見えていたと思うんですが、配信だと歌いだしのギリギリまでステージを映さなかったファインプレーのお陰でオタク3人ひっくり返ってました。

優木せつ菜さん役の楠木ともりさん、万全でない体調でライブに臨んでいるのは周知されていたのでソロはDIVE!!のみかなと思っていたらこれ。

普段のライブより音源のかぶせが多かったような気もしましたが、せつ菜の声が楠木さんを奮い立たせているような、一緒にステージで戦っているような印象を持ちました。

 

03.Dream with You

圧倒的ヒロイン力、上原歩夢。

アカペラスタート、予想はしていましたが本当にやってくれるんですね。

大西亜玖璃さん、定期的に音外しそうでヒヤヒヤはしますが場数を踏むにつれ余裕をもって歌えるようになってきてますね。

ラスサビで階段を下りて客席に近づいていくのは「そういうこと」なんだと思います。

 

04.Poppin’ Up!

このバカタレは?

上原のステージ終わった瞬間に飛び出してくる中須、1stの再現やんけ!!とゲラゲラ笑ってました。

バカと中須は高い所を好むと言いますが、上原が支えてくれる人の元まで手を差し伸べるならば中須はファンが見つけやすいステージ最上段で歌い続けるのは解釈の一致です。

世界で一番のワンダーランドって言葉を気軽に発するんじゃありません。

 

05.DIVE!

立ち禁声出し禁でこの曲聞かすの令和の拷問だろ

CHASE!が優木自身や周囲を燃やし尽くす曲なら、DIVE!!は自分の感情や周囲の期待を受け止めて進む曲だと思う。

髪に青メッシュ入れているの非常によろしくない(よろしい)

ラスサビで頭上に見えるご飯がススム広告で笑ってしまったのは内緒。

 

06.サイコーハート

早く不適切球場で不適切タオルぶん回してえぇ~~~~!!!

虹ヶ咲が誇るスタミナお化け宮下愛さんと村上奈津実さんすき ダンスせわしないのに声ブレないのさすがとしか言いようがない。曲が進むにつれてバックダンサーが増えていくのも4話のステージ感がしっかりあっていいですね。

僕が知っている限り門前〇町に宮下愛さんはいない。

 

07.La Bella Patria

ライブパフォーマンスをこう評するのもどうなんだという感じがありますが、指出毬亜さんのパフォーマンスは手の伸ばし方引き方といい声の出し方といい本当に品があって美しいなと思います。

歌唱が物凄く高いレベルで安心して見ていられるのはそうなんですが、こちらの期待を毎回軽々と超えてくるよなという印象。

曲終わった瞬間「この曲伸びすぎだろ!!!」とデカい声を上げるオタクを横目に頷きとまらん。

 

08.ツナガルコネクト

生身の人間の声帯から天王寺璃奈さんのお声が出るのがいまだに不思議です。田中ちえ美さん、本人の自信とパフォーマンスの仕上がりがとてつもなく反比例しているなと思います。

とかダラダラ書こうとアーカイブ見返してるけど思ったけど仕上がりやべえな!?

小柄な体格を目一杯動かして文字通り跳ねる振り付けもそうなんですが、非常に表情が生き生き・溌剌としていて素晴らしいです。

欲を言えばアニメ再現でアナログハートinstで始まるのも見たかったですね。

はやく現地サビの跳びポで地面と繋がりを断ちたい。

 

09.Butterfly

曲で死ぬのは予定調和なのでいいんですが、歌いだし前の微笑みまぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーダメ。やっていいことと悪いこともわからんのか。

近江彼方さんのソロ曲やステージって、所謂目を閉じてみる夢だったり夢へ誘い込むような表現が多い気がしますが、Butterflyはさながら「前を向いて叶えていきたい、二人なら叶えていける夢」が最大のコンセプトだと思っていて、その曲の中で舞う無数のシャボン玉は過ぎたとしても決して消えない思い出のように感じて、なんというか凄く幻想的で優雅なステージに見えました。

近江彼方さんと鬼頭明里さん、めっちゃ綺麗だ…

 

10.Solitude Rain

連番者(?)と「この流れで大雨降らせたら笑うな」と与太話をしてました。雨に晒されるドーム球場なんてあるわけがないだろ。

「胸の奥」の白鳥のように左膝を上げる振りが入っていたただけで満点 直後のターン空撮は犯罪。バカ。

""Hello,This is me""のパートの後に白しずく・黒しずくを模したダンサーを掃い、「桜坂しずく」本人だけが残る演出、にくいですね。

既存のソロ曲のクオリティから見るにまだ伸びしろは残っていそうな気がします。

美人の飲兵衛声優を見ながら飲む檸檬堂は死ぬほど美味い

 

11.VIVID WORLD

???「うちのスモークにもあれくらい飛ばしてもらいたいね」

サビ前まで青以外のペンラを振っているオタク、無限の信頼。

2番でセンターステージまで歩くさまはファッションショーのランウェイのようで、スタンド上段から照明を背後に受けて歩く姿は期待を受け止めて進む「朝香果林」像の体現でした。青のライトで彩られたメインステージや客席といい、どんどんメットライフが朝香果林のために用意されたステージへと変貌を遂げていく様子が配信でも十分伝わりました。

 

[アニメ10話~12話幕間]

12.Awakening Promise

Dream with Youでは高咲侑へ繋がっていた階段上の光の道が、Awaking Promiseでは上原歩夢が未来へ進むための一本道になる、そんな演出がありますか。

「希望の花が咲いていくの」で胸の前のリボンを誇らしげに示す上原歩夢さん、そういうのずるいと思います。

 

[アニメ13話幕間]

13.夢がここからはじまるよ

客席で見守る「あなた」へ向け、「あなた」が手を差し伸べることで完成する円陣を組むのが虹ヶ咲という、「あなたと叶える物語」を旗印に掲げた作品の見せ方なのだと感じました。

エンドロで高咲侑さんの背中越しにステージの9人を映すショット考えた悪い大人は誰だ。マジでやってくれたな。

 

14.NEO SKY,NEO MAP!

全人類救済ED

虹ヶ咲という作品の中で「傘」は、雨や日差しから自らを守るものではなく、晴れ渡る空に自分だけの色を示していくために開くものだと思います。

ラスサビ「どこの向かうかまだわからないけど」でステージに雨上がりに雲間から射す日差しのような明るい照明が当たるの、現地で見たらマジで気持ちよくなっちゃうだろ

 

[MC]

15.Sweet Eyes

オタクから強制ディスタンス取るために取り付けられたアクリルパネルクッソ面白いな・・・

田中指出トロッコ無限に可愛いのは何なんですか

 

16.全速ドリーマー

イントロで戻ったらオタク2人がゴギブリにランクダウンしてました

ライブ後半の疲れが出てきたタイミングで聞きたいと語ってたオタクなので使いどころは満点です。

ガチの棒振りを披露し続ける相良さんで普通に笑っちゃうので勘弁してくれ

いつか声あり立ちありの舞台でバケモンになりたい

 

17.未来ハーモニー

10点差つけて勝ってるのにモイネロ使って虐〇するのがそんなにたのしいか?????なあ???????
未来ハーモニー、これまで披露されたタイミングはライブの先頭ブロックだったので完全に油断していました。

虹ヶ咲がアニメーションPVという「動き」を初めて与えられたときの曲であり、1stライブで決まったアニメ化に対する不安を期待・希望に変えるのに十分な役割を果たしたこの曲は、夜の闇が深まった会場を、ステージを色鮮やかな照明と共に照らし出していました。

先の見えなかった未来を希望に変えた曲が、時も舞台も進んだ今、さらなる希望や期待を未来へ向かうためのスタートを切るために歌われる光景、めっちゃいいですね・・・(語彙力)

 

[幕間ミニアニメ]

あの等身のアニメで誰もスイートポテトの霊に憑かれたり生贄にされないのは違和感がありますね。

 

18.無敵級*ビリーバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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中須かすみと無敵級*ビリーバーの話をします。

中須にとっての「かわいい」は、自分を形作るアイデンティティであり、彼女を突き動かすエネルギーだと思います。そして、その「かわいい」自分でいること、自分を見せ続けることが彼女の行動指針であるとも思います。

1stアルバムのソロの「ダイヤモンド」や2ndアルバムの「ワンダーランド」は、そんな「スクールアイドル 中須かすみ」を前面に押し出し、自分が見つけた「かわいい」という名の輝きを示すような、彼女も彼女を信じるファンも明るく楽しくさせる楽曲です。

 

では「無敵級*ビリーバー」はどうか。

この曲の中で描かれるのは、かわいさという武器をアピールするあざとさや自信満々な普段の様子ではなく、自分の努力では理想には届かないんじゃないか、自分のかわいいは他人に劣っているんじゃないかという弱気になり、くじけそうになる彼女と、そんな彼女を奮い立たせようとする「鏡の中」の彼女自身、言わば鏡に映る理想の「中須かすみ」との対話です。

ネガティブになって落ち込み凹む「弱い自分」と、常に前向きで笑顔を振りまくキュートな「理想の自分」の対話の後には、

「この世界中でたった一人だけの私を もっと好きになってあげたい」

「この世界中の全員がNoだって言ったって 私は私を信じていたい」

と続きます。

私の最大の味方は紛れもなく私自身だ、私が私を信じなきゃ誰が私を信じてあげられるんだと言わんばかりの、最大級の自己暗示という名の「魔法」をかけて前に進まんとする彼女は、彼女が望むような「かわいい」という言葉を掛けるべきなんでしょうが、とても繊細だけど気丈であり、何よりも格好良く映ってしまいます。きっとそれは望んでいる言葉ではないとはわかってはいますが。

 

 

 

 

相良茉優さんと無敵級*ビリーバーと私の話をします。

無敵級*ビリーバーがライブで初披露されたのは、昨年9月に行われたオンラインライブ「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Brand New Story」です。

配信ライブを見ていた方なら覚えているかと思いますが、傍から見ても分かるくらいの極度の緊張や、慣れない無観客ライブという悪条件が重なったためか、パフォーマンスは正直に言えば満足のいくものではありませんでした。

2日目のステージが終わった後のMCにて、「かすみんに申し訳ない」と涙ながらに語った姿が印象的でした。

 

特に隠す話でも語る話でもないと思いますが、私が虹ヶ咲の中で一番好きなのは中須かすみであり、一番好きな曲は無敵級*ビリーバーです。それ故2ndライブの日は一番好きな娘の一番好きな曲が聞けるんだと、早く無敵級になるんだと無責任に期待を募らせていました。

ところが蓋を開けると上記のような結果で終わってしまい、やり切ったことへのねぎらいより先に「完成された無敵級*ビリーバーを見たかった」という感傷が真っ先に来てしまいました。

 

生身の人間がステージに立つ以上成功は勿論失敗もあり、特にラブライブというコンテンツが失敗を糧にその後のライブで「リベンジ」を果たして感動につなげるのは知ってるし、マリンメッセでロンダートを成功させた伊波杏樹さんへの地鳴りのようなコールや、東京ドームのステージでピアノの前に座った逢田梨香子さんへの祈りのような声援に感動してきたオタクではありますが、「無敵級*ビリーバー」のステージでの披露に関しては

 「どうか完璧にこなせるようになってから披露してくれ」

という気持ちがあったことは否めません。

 完璧なパフォーマンスを見て感動したい!という気分より、中須とこの曲が好きな自分の感情が壊れるのは避けたいという気持ちが強くありました。実に身勝手ですね。

 

幕間のミニアニメと劇伴が流れ終わった暗いステージに

「N I J I G A S A K I H I G H」の文字列と特徴的なイントロが流れた瞬間、嬉しさよりも胸が締め付けられるような感情と、なんとか最後まで出し切ってくれという祈りの感情が交差していました。身内オタクがとったぼくの画像と証言聞く限り本当に気持ちの悪いムーブをしていたらしい。

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真面目にライブレポをしていきましょう。

贔屓目無しに、文句のつけようがないほど完璧な無敵級*ビリーバーでした。

普段は演じている中の人は中の人、演じているキャラは演者ではない、という感情を念頭にライブを見ていますが、メットライフドームのステージにいたのは相良茉優さんであり、中須かすみさんでした。

 

うつむきがちになりながら少し涙交じりの声で歌いだし、弱気な自分に喝を入れるような「鏡の中」の歌い方、自分を鼓舞するように明らかに出力を上げてサビに突入する様、自分自身に魔法をかけた紛れもない「スクールアイドル 中須かすみ」としてのパフォーマンス、誰にも負けない笑顔。悔しいほどに、憎たらしいほどに、最高に格好良くてかわいい中須かすみがそこにいました。

 

このステージで再びこの曲を歌うまでには、こんな斜構で凡百なオタク風情が想像を絶するような葛藤や努力、覚悟があったのだと思います。ただ、本当にこの曲を相良さんと中須がやり切ってくれたことは、これまで持っていた自分のわだかまりが解けるような気持ちと、無事に歌いきってくれたことへの安心感で泣いていました。

なんというか、自分の捻くれた感情ごとまるごと救ってくれてありがとう、そんな気持ちです。全然まとまってないね。ごめんね。

 

[MC]

スクスタの発表で拍手まばらになるの面白いからやめろや

 

19.TOKIMEKI Runners

17章Verじゃない方だいぶ久々に聞いた気がしますね

 

20.Love U my friends

LUmfの〆曲としてのポテンシャルに頼りすぎているきらいはありますが、〆曲として優秀すぎるので不満は全くありません。

あれ?終わりの曲にしては微妙なところでトロッコ止まるような・・・

 

21.NEO SKY,NEO MAP!

ちょっと待てぃ!!!!!

ネオスカで〆ればオタク喜ぶと思ってるでしょ いや滅茶苦茶喜ぶんですが・・・ 本当にいいEDに恵まれましたね。

2サビ前の溜めをしっかり誘導してくれる久保田さんすき

最後に9人+1人で集まって終わるの、とっっっても素晴らしいと思います。

 

◆終わりに

総評:めっちゃくちゃ楽しかった・・・・・・・・。

ぶっちゃけ言えば現地で超見たかったよ!!という気持ちもあるんですが、先の見えない情勢や現実の中で必ず続きがあるよ!終わらないよ!!と力強く宣言してくれるような虹ヶ咲。

Day2にて決定したアニメ2期や4thライブなど、まだまだ希望を持たせてくれるような発表があるのは本当にありがたい限りです。

このコンテンツの先を、夢をまだ一緒に見ていたいですね。

次は会場で笑って会いましょう。

 

 PS.アニガサキのオタクは「Rainbow Days」を買ってください。

  KADOKAWAは「にじよん」の2巻を早く出してください。

 

 

以上!!!!!!!!!!